「景気」ってどういう意味なんだろう
「景気が良い、景気が悪い」と聞いてふと気になるのは「景気」とは一体何かということであります。
景気とは一般的にすべての経済活動の動向を指します。
景気は常に上昇することも下降し続けることもなく長い目で見ると良い時と悪い時の繰り返しとなっています。
一般的にこれを景気循環といい不況・回復・好況・後退の4つの区分で見ることもあれば、循環を拡張局面と後退局面の2つで考えることもあります。
この循環にも周期があると言われ、在庫循環による約40ヶ月の周期をキチンの波、設備投資循環による10年程度の周期をジュグラーの波、建設投資循環による約20年の周期をクズネッツの波、技術革新による約50年周期の循環をコンドラチェフの波と呼びます。
この他にも波の局面において谷や山の形状が特徴的になる場合があり、その際にはいろいろな表現がされます。
急激な後退局面を恐慌といったり、設備投資や資産投機が盛り上がる理想的状態をユーフォリアと呼びます。
最近では好景気の最終段階において調整局面の激しさを表す「ソフトランディング」「ハードランディング」という言葉がよく聞かれます。
日本においての景気判断・循環の判定は内閣府の発表している景気動向指数を用いて判断するのが普通とされています。
内閣府発表の日本の景気循環は2局面分割となっており山、谷の判断は地点を過ぎてから時間が経過しないと確定されません。現時点で景気がどの局面にあるのかを確認するには月例経済報告にて確認できます。
この他にも数値上の景気と実感される景気には差があることがあるため景気ウォッチャー調査というものがされます。
北海道、東北。北関東、南関東、東海、北陸、中国、四国、九州、沖縄の11地域の百貨店などの小売店、タクシー運転手など景気に敏感な職種の人々に答えてもらい、調査結果を集計分析し発表されます。
この調査では3ヶ月前の値と比べた値と3ヶ月後の先行きが調べられる。50%だった場合は不変、50%以上だった場合「良くなった/良くなる」、50%未満だった場合「悪くなった/悪くなる」ということが調べられます。